PTSDという言葉はご存知でしょうか。この言葉自体は約20年以上前にあった殺人事件での状況を伝えるメディアで、話題になった言葉でもあります。精神医療の分野では比較的に自然回復が早い精神疾患です。
生死に関わる体験や事件で、強い衝撃または刺激を受けた後に発症する精神疾患です。
PTSDは、過去に体験した外傷的な出来事によって引き起こされる精神的な状態です。これは、戦争、虐待、事故、災害、性的暴行など、強烈な恐怖や無力感を伴う出来事によって引き起こされることが一般的です。
PTSDの症状には、以下のようなものがあります
1:再経験症状
トラウマ体験を繰り返し思い出し、悪夢やフラッシュバックといった形で現れることがあります。
2:回避症状
トラウマに関連する人々、場所、思い出を回避しようとする傾向があります。
3:優れた興奮状態や過敏性
不安、イライラ、眠れないなどの症状が現れることがあります。
4:ネガティブな思考や感情の変化
自己否定感、絶望感、罪悪感などが現れることがあります。
PTSDは、専門の医療専門家(心理療法士や精神科医)による正式な診断と治療が必要です。認知行動療法(CBT)、眼球運動再処理と統合(EMDR)などの治療法が一般的に使用されます。また、薬物療法も症状の管理に役立つ場合があります。
もしPTSDの症状を経験している場合、専門家の助けを求めることをお勧めします。彼らは適切な治療方法やサポートを提供し、回復のプロセスをサポートすることができます。
PTSDを発症してしまう環境とは、やはり争いの中に生死が関わっている事です。最近での世界を巻き込む大きな出来事はウクライナの出来事ではないでしょうか。砲弾が大人・子供関係なく飛び交う中で毎日を過ごすという恐怖。
長期での心身の健康に深刻な影響が懸念されています。他国に助けを求めるにしても、すぐには行動できません。トラウマは大きければ大きいほど、回復に至るまでが長い道のりとなります。
神経のバランスを正しく活性化させるために下記の行動が良いとされています。
1:声を出して歌う 2:紙袋で呼吸をする 3:深呼吸
4:運動やマッサージ 5:人との交流
これらに属する行動が心身ともに安心に向かわせます。
他にはトラウマに対するイメージでの暴露や、現実での暴露を繰り返していくことで、トラウマの恐怖自体が現実的には恐れる程のものではないという認識にする訓練もあります。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)は誰にでも発症する恐れのある精神疾患です。他の精神障がいと比較すればですが改善、回復過程において難しさはありません。
ですが安全な国と謳われる日本においても事件は毎日の如く発生しています。平和な生活が送れる毎日を望みます。
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