こんにちは。今回は以前取り上げた「相互関係からのインパクトその2」の続きです。前回に紹介したコレクティブ・インパクトについてもう一度説明します。
簡単に下記に表を示しました。
ここから見えてくるものは互いにとっての新しい目標であったり、成果であったりと様々です。関連のなかった会社などが集まって、専門的スキルを持ち寄りそれらを使って目的達成に前進していきます。
コミュニケーション・ショックという過去のブログ記事にも類似した内容になりますが、友人、会社の同僚との集団の中で「人間関係は難しい」と感じている方も多いでしょう。
実際、人が集まれば考えの食い違いや争いは起きてきます。しかし同じ場所で長い期間を過ごしていれば共有していくものが多くなり、お互いに分かり合える可能性が高くなります。
しかしこれが会社組織となると少し話は変わってきます。会社の本質として、新しい需要を作っていく義務にも似た性質があります。ですので、会社内部の組織には新しい人材、もっと言えば新しい意見を言える人材が必要になってきます。
これが実現することで組織は同質化にはならずに、イノベーションと言いましょうか、化学反応が起きやすくなります。
学校を卒業し会社に就職します。その会社で様々な経験を経てスキルを身につけます。そしてそのスキルをもっと活かせる会社へ転職します。こういった流れは社会全体に数えきれない程あるものです。
こういった人たちの集団や組織で目的を定めて動く時、同じ方向を向いて前進していっている状態を目的志向といいます。反対に相手を気にして、ライバル意識を持っている状態を関係志向といいます。
コミュニケーション・ショックを受ける人が世の中には多くいますが、会社が共通テーマで、尚且つ全ての意見が同じではないといった形をよく認知することで会社内でのコミュニケーション・ショックが和らぐのではないでしょうか。
コミュニケーションにおける被害を避けるためにも、コレクティブ・インパクトの考え方を取り入れてもいいかと思います。
俗的ではありますが、「自立、自律をしているが、孤立ではない関係性」を他者と取るという認識次第で、良い関係性を作っていけると思います。。ぜひ今日からの仕事や社会活動で考えてみてはいかがでしょうか。
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