こんにちは、ヤネセコワークスです。以前の記事「家族の心配事 その1」の続きです。福祉施設か就労かといった話題で書いていこうと思います。前回は家族が福祉施設に将来を考えて、子供を入所させるまでの気持ちの判断をどういった地点まで考えて入所させるかを書きました。
一般企業の入社募集に障がい者雇用があります。これを利用して入社して働く障がい者の方もいます。働く能力が十分で、職場に適した行動の取れる方も多くいます。ですが中にはその人の性格や障がいの特性が混合されて出て来た不適正という結果のために、業務に支障が出て来てしまっている方もいます。
あるA型事業所を経営されている方から聞いた話ですが、利用者の面接等で大事にしている事の一つは「文字を書ける事」「自分の名前や住所を書ける事」と言われていました。これは確かに本当に大切です。仕事をする上で、体を使った仕事であっても、これは避けては通れない必須事項であります。
A型という事業所は利用者と雇用関係の上に成り立つ企業です。これをクリアしていても特性からA型の面接で断られてしまう場合も中にはあります。
これは確かに一番大きな不安と言えます。成長するにつれて家族全体で抱えなければならない問題でもあります。先天性の障がいを持って生まれた方の場合、その家族は何をどうすればいいのか分かりません。市役所や福祉事業所などに連絡を取り色々な情報を得ていきます。しかし不安な気持ちはなかなか落ち着いてはくれないでしょう。
就労継続支援A型事業所では働けるが、一般企業では本人も会社にも負担が大きくて就労が難しいとの見解は多くあります。また就労継続支援B型事業者では働けるが、A型事業者では難しいという見解もそれぞれの利用者に対してあります。
本人の希望、または希望自体を本人から回答をもらう事が難しい場合は、家族の希望を将来において考えて決めないといけません。家族がするべき事の一つを挙げると、「将来において一番負担が少ないものは何か」を日々の暮らしから考える事だと思います。
ここまで話して来て、人間の成長に関しての話に少し反れますが、「負担」も大事な成長要素です。小さな負担をクリアしていく事で得られる事は沢山あります。問題を解くごとに力になっていく考え方ですが、事実そうです。
家族は自分の子がどれくらいの負担を背負えるのかを観察しなければなりません。我が子が物理的にも精神的にも、どれほどの大きさのものに対応できるのかの把握をする必要があります。これも愛情の形だと思います。
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