こんにちは、ヤネセコワークスです。ここ、ヤネセコワークスは就労移行支援事業所です。利用者の方は何らかの障がいあったり、仕事を辞めざるを得ない事情などでここを利用して就職を目指しています。
こうした背景があるので、事業所で働いているとプライベートでも、家族に関連した話などをよく聞きます。
友人には三人の子供がいます。その内二人は発達障がいを抱えています。1歳児の頃に分かったとの事でした。それに重度の障がいということも知り、その頃から少しずつ将来に対する不安がありました。
やはりこうした不安や問題は家族にとっては自然の成り行きで生まれて来ます。家族は自分の子を愛情を込めて育てたいと願い、一緒に生活をしていきます。ですがやはり心身の苦労というものがやってきます。
愛情はあるけれども自分の子を近い将来に、福祉施設に入所させるかどうかの選択をするかもしれません。他の二人の子供も共に見ながらの養育はかなり難しいとの事です。
こういう場合家族が考えてしまう事の一つに、「この選択は我が子を捨てる」という事ではないのかと感じてしまうのです。様々な想いがあり、この想いとの葛藤があります。
以前勤めていた会社におられた方に知的障がいの方がいました。そのお子さんも知的障がいを抱えており、二人きりの家族でした。
しかしながら二人で暮らしていく事に生活力が及ばず、お子さんは福祉施設に入所して、この方はグループホームを経営する就労継続支援B型事業所に行くこととなり、このグループホームに入所する運びになりました。
本当に沢山の方たちが様々な選択を強いられるのです。
一体何を持っての判断で選択をしたらいいのでしょうか。以前の会社ではこういった障がい者の事情や背景を近い場所で見て来て、相談にも乗って来ました。
こうした問題に当たった時に考える事は、その人が「一人で生きていけるか」を考えます。色々な状況を考えて、その日、その時にあった出来事を聞いて、どんな事があったかなどを聞いてあげるだけでも、困っている方々にとってはこれも良い思い出になり得ます。
他人と話をして、アドバイスをもらいながらも、「その子のために生きる」または「生きた」と実感して、納得のいく地点まで頑張れたらいいのではないのかと思います。
「一人で生きていけるか」は本当に大切な認識です。生きていってくれるように福祉の力に頼ってもいいのではないかと思います。頼るまでは先述したように、周囲の人間とのコミュニケーションを取りましょう。
家族が生きていくために苦しくないようにするためには、今何が必要かを家族だけで答えを出すのではなく、色んな人と接触してコミュニケーションを図りましょう。
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