こんにちは、ヤネセコワークスです。先日学生時代の友人と話す機会がありました。かなりの長時間の電話で3時間を超えてしまっていました。ですが実のある会話でした。話の中で、ある花の話が出てきました。いつも出勤は自転車なのですが、会社帰りに住宅街を通って走っていると多くの家が庭にたくさんの花を育てています。今回はその時にふと思った事を書きたいと思います。
今日のブログタイトルにも使われている写真に写っている花をご存知ですか?多くの方がおそろくは見た事があるかと思います。小学校の庭によくこの花は植えられていました。この花の名前はサルビアといいます。一般的にもこの花の色の印象はやはり赤い色だと思います。調べてみますと、サルビア属は約900種もあり、白、紫、オレンジとその他にも色がある様です。原産地は南米で、名前の由来はラテン語で「健康」を表す「salvas(サルバス)」が由来となっているそうです。サルビア全般の花言葉は「尊敬・知恵・家族愛」などです。
サルビアの育て方|植物図鑑
冒頭でも書いた様に住宅に植えられた沢山の花を見て思った事というと、サルビアの花についての会話内容です。サルビアの花の蜜は吸う事が出来て、学校の校庭で手入れをされていた先生が、飲んでみても大丈夫だ、甘い味がするよと教えてくれて飲んだ覚えがあります。また子供時代は通学路でサルビアの花があったら、友達と蜜を飲んだりして遊んでいました。こんな風に人生の記憶にはこれも大切な記憶として残っています。
しかし大人になるにつれてサルビアの花のことすら忘れて仕事に忙しく段々と余裕がなくなってしまっていました。大人になってこの花の蜜を吸えるかと言ったらなかなか出来ません。出来ない自分がいました。それは、「吸う事は非常識であるという固定概念を要素として人生の中で選んだ」からだと思います。友人との会話で、昔の方が奇抜な行動が出来たという話をしました。友人の職場には精神障がいを持った方がいますが、たまに仕事上での行動が奇異な方向に行ってしまうようです。
しかしこの方が取っている行動は子供時代にやったサルビアの花の蜜を吸う事と同じくらい小さな事です。詳細は述べませんが会社のパソコンを私的に使用してしまったという事でしたが、この方を担当している友人は、分かりやすく丁寧に「なぜ私的に使ってはいけないのか」の説明をしました。他人に理解をしてもらうための言葉というものは果てしなく難しいのです。障がいを持ってしまった方が仕事をする事は確かに困難なことです。ですが周囲の協力があると能力を発揮できる場合があります。能力の小さな欠片を一瞬でも発見したらそれを伸ばすのは、障害者雇用をしている会社の責務でもあります。
サルビアの花は、ハーブとしても知られていて、ローマ時代には蛇などの噛み傷にも効くとされた様です。色固有の花言葉には、「燃える思い・永遠にあなたのもの・尊敬」などがあります。よくこのブログでは「経験」という言葉が出てきます。初めて働く事を始めた障がい者、常識から少し違う知識を持った障がい者など様々な方がいます。経験は本当に大切なのです。その時に注意をしても直らないかもしれません。しかし会社の人間がハーブの役目を担って、働ける場所の提供維持をする必要があると思います。無邪気な気持ちを思い出して、対応する時の態度や言葉使いを変えるだけで、何かが良い方向に向かうのではないかと思います。サルビアと子供時代を思い出し、ふと思った事が今回の話でした。
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