5月1日、加古川市に多機能型ヤネセコワークスがオープンします。やはり多機能型という所に目を惹かれると思います。就労継続支援という障がい者支援の制度が日本にはあります。その中でもあまり見られない形の事業所が加古川市にオープンすることになりました。5月迄にバックグラウンドの準備を整え、ほぼ完成状態に近いです。スタッフもとても楽しみにしています。
加古川市にこのような事業所ができることで、地域の障がいを持つ方々にとって、会社に属するという事は自分の能力を買ってほしいという意味でもあります。
また、地域の企業との連携も強化され、障がいを持つ方々の社会参加の促進につながることが期待されます。就労継続支援という支援は、障がいを持つ方々が自立した生活を送るために非常に重要なものです。
この多機能型ヤネセコワークスは、障がいを持つ方々が自分たちの能力を活かし、社会で働くことができるよう支援する事業所です。
私たちは品質の高い野菜を育てるために、多機能型事業所を利用して就労する働き手を待っています。多機能型ヤネセコワークスの作業内容は農業です。農業に特化した事業内容を展開していきます。
「特化」と言う事は野菜を作って販売または納品が目的になってきます。良い野菜、つまり品質の高い野菜は売る事が可能です。必ず買う人はいて、これは需要があるということです。
それと近年、農業のイメージが変わってきています。新しい技術の躍進で農業で使う農機具がIT化しているのです。「感動」「かっこいい」「稼ぐ」という3つのフレーズが農業のイメージとして定着してきています。YouTube配信などのSNSでも若い層が実際に畑作業をしているものが配信されています。
働きたいと感じていても、なかなかその一歩が踏み出せない障がい者の方は沢山います。もしくは自分の能力に合わず、他の事業所を辞めてしまった方もいます。
多くの障がいを持った利用者を見てきましたが、日々の労働に飽きてしまい、仕事で得られる満足感を十分に体感出来ないでいるケースが多く見られます。本来なら仕事である一定の充実感を得られるはずです。そのための就労継続支援なのです。
起床してしっかりと朝食を摂り、仕事に向かう。そしてその場所に明確な目的があるとしたらどうでしょうか。あなたがいないと困りますと周りが言うくらいに、人は少しずつでも変わっていけます。仕事中は自分が担当するタスク、小さな目標に集中し、効率的に取り組むことが大切です。時間を無駄にせず、質の高い仕事をすることで、自己成長に繋がります。
また、周囲の人々とのコミュニケーションも大切であり、協力し合うことでより良い結果を生み出すことができます。自分が作った野菜が市場に出回るという事は珍しくはなりません。先述した小さな目標に向かって突き進んでほしいと思っています。
加古川市にこのような事業所ができることは素晴らしい事だと思います。働ける場所があるという意味は自分の力を必要としている場所があるという事でもあります。
また、地域の企業との連携も強化され、障がいを持つ方々の社会参加の促進につながることが期待されます。
多機能型ヤネセコワークスのオープンにより、障がいを持つ方々が自分たちの能力を発揮できる場所の提供と自立した生活を送ることができるように、全力でサポートしていきます。
YANESEKO WORKSでの担当掛り付け病院
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