今回は統合失調症についての紹介です。統合失調症は、精神疾患の一種であり、本当に多くの人々が影響を受けています。この記事では、統合失調症についての基本的な知識を提供し、治療法の紹介も取り上げます。筆者は多くの精神疾患の方と共に働いてきましたが本当に多くの方がこの症状を持っているのだと実感しました。
当人たちにどの様な症状が出ているのかを尋ねたところ、様々な返答が返ってきます。いわゆる幻覚、幻聴、うつの感覚といったものです。診断をされて、治療を受けて完全に回復された方は正直なところかなり少ないらしいです。ですが、社会生活において筆者の周囲にいた方は皆、働く上でのレベルまでに回復されていました。
多くの方が言っていたのですが、「太陽を浴びる」、「決まった時間に食事」といったルーティーンを作り上げていたという事です。これはうつ病のブログの時にも紹介した改善策や治療策です。薬物治療と同時並行で行われる治療らしいですが、やはり生活パターン自体に良いものを取り入れていく必要性があるのです。
メディアは非常に強大な力を持っています。統合失調症の紹介がされる時によく言われる事が凶暴性を挙げます。メディアとしてもこの特性を紹介する事は必須事項ですが、誇張される事は断じて許されてはなりません。確かに破壊衝動を実際に行動としてしますことがあります。ですが、映像メディアを視聴する側においても、「何を見るか」「何を知るか」を考えなければなりません。これは本当に大切な事なのです。この障がいを持つ方自身もこの統合失調症を理解して、向き合い、治療する事は大切です。
今まで紹介してきた障がいも、障がいを持った方や周囲の人にも両方に必須事項は基礎知識です。基礎知識でもあれば心配する気持ちや恐る気持ちも過剰なものにはなりません。
統合失調症は、現実感の喪失、幻覚、妄想、思考の混乱などの症状を引き起こす神経学的な障がいだということです。この病気は個人によって異なる症状や重症度を示すことがあり、治療とサポートが必要となってきます。
陽性症状の場合の状態を紹介します。先に述べた幻聴や幻覚などが陽性症状の特徴です。幻聴は、本当の声のように聞こえたり、内容は自分に対しての褒め言葉であったり罵倒であったりもします。内容は個人によって様々です。症状によっては複数人の声が聞こえる場合もあります。命令内容の幻聴であると、とても辛いものとなり得てしまします。
声は想像で聞こえているのではなく、実際に聞こえています。簡単に説明すると、言葉を口に出す時に人は脳で考えたり思い浮かべた景色や光景を使います。言葉を出す時に、心の中で話している内容が、脳の部分とまったく同じ領域で機能していますので、実際に言葉が聞こえてくるという仕組みです。つまり脳は、心の内の声と外部からの声を勘違いして機能してしまっているという事です。
今回は統合失調症の症状のごく一部である幻聴を主に紹介しました。実は幻聴は重度のうつ病にも症状として表れます。幻聴症状のみでも生活に支障をきたして、大変な事になりかねません。こういった疾患は自力で回復させる事は難しいものです。統合失調症に限らない事ですが、精神内科や心療内科での診断、治療や支援は必要不可欠です。
幻聴といっても自分で無視のできる程度のものもあるそうです。ですが改善を目指して治療を始める事が大切です。
次回は統合失調症の陽性症状における他の症状を紹介します。
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