今回は「就労移行支援の内容 その6-1」に記述した「3:効率的な運営」について書かせてもらいます。
一般企業のみならず福祉関連事業所も効率的な運営を求められます。中小企業などで、会社の体力がない会社ほど効率は考えなければなりません。効率的に会社を運営すると聞いてどんな事が思い浮かびますか?
やはり「コスト削減」の言葉は出てきます。ではコスト削減とは一体どんなことを言うのか思い浮かびますか?イメージでよくあるのは経費削減です。しかしここでよく考えてください。「コスト削減」をする目的は一体ですか。会社での仕事を通して、利益を上げる事です。
しかもその利益はコスト削減というフィルターを通すことで最大限になるのです。少しの配慮仕事で必要のなかったものが見えてきます。例えばカラーコピーを頻繁にしない事なんかは以前からもよく言われていています。
勘違いしてはいけない事があります。コスト削減=経費削減ではありません。仕事の目的で絶対にかかる経費を削減してしまう事は、目的から外れることを意味します。ですので、目的達成を完遂する時に必要のない資金や雑費を削減する事がコスト削減の意味なのです。
社会人になってコスト削減や経費削減といった環境を初めて体験する時、コスト削減と経費削減の意味合いをしっかり押さえておいた方が良いです。もしもコスト削減と言われて経費削減の意味で捉えていたら、仕事に対してのテンションやモチベーションはやはり下がってしまいます。
無駄を省いて仕事をする事がコスト削減であり、効率化につながるのです。経費削減の意味をしっかりと捉えて、誤認識しないで取り組む事が大事です。
「スリム化する」という言葉もこの場合は同意語です。生産性を上げるためにコスト削減、スリム化を図る事は多々あります。
では具体的にはどんなことをすれば生産性が上がると思いますか?
例えば、現場スタッフの配置換えなども有効です。この際に最低一人は人員育成のためにも新規社員を入れるべきかもしれません。その他には設備の最適化も有効な手段です。そしてアウトソーシングもかなり有効かもしれません。
効率的な会社の運営というのは、目標が決まりその計画を立てる時にある程度は、コスト削減の実行は可能です。むしろその方向で仕事を進めていく事が自然と念頭にあるものです。
スタートした時に、新たに見直した時に、改善点は見えてきたりします。次回は効率的な会社運営のためのいくつかの要素を挙げてみようと思います。
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