今回は「就労移行支援の内容その6-1」で紹介した内容の「2:事業の多角化」について書きたいと思います。通常は一つないしは二つの作業をやっていますが、出来たばかりの事業所はバックグラウンドがない限り、営業に慣れた者もいないので仕事を探してもらってくるのも大変な場合があります。
ですがそのような事業所も一つの仕事先から情報をもらい、製品制作や出向先を多く持つ事が可能になってきます。会社にもよる話ですが、収益を増やす目的で動き出す場合にサービス自体を拡大していきます。
これは自然の成り行きで発生してくる流れです。実は事業という物の成長はある程度までいくと、鈍化してくる事が通常なのです。収益を把握して新しい分野または関連分野を拡大する事は必要になってきます。
従来の仕事と違う分野を見つけて走り出す事は、情報収集も必要であり感情面でも色々と思うこともあるでしょう。ポジティブな理由もあればネガティブな理由からスタートする場合もあります。
それまでの事業内容からくる業績悪化などもあります。様々な背景からサービス拡大や新規事業拡大を図ることが、事業の多角化へ繋がっていきます。
ただし、多角化事業にはいくつかの注意点もあります。異なる事業領域の特性や競争状況、経営資源の制約などを考慮し、慎重な戦略とリスク管理が必要です。
多角化経営をするにあたっては出来たら大きな一歩では始めない方が良いでしょう。資金投入にしても、失敗した時のダメージも大きくなります。
それまでの事業は長くやってきているので、勝手の分かる事業ですが、新規事業という事はほとんどの事が初めてなのです。これは成功させるための条件の1つと考えても良いと思います。
そういったことに加えて、市場調査は必ず必要になってきます。その拡大させようとするものが、新規事業ならば「王道」と呼ばれるような手法も学びつつ、独自のサービスをどういったふうに入れていくのかを考える必要があります。
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