今回はプライバシーと個人情報についてのテーマです。これは会社においても人間関係ではとても重要な事柄です。他人からの干渉をどこまで許可するのかも個人の判断ですが、他者も一定の常識的な範囲を理解しておかなければなりません。相手への食い違いの評価または理解で関係が壊れてしまう事もあります。
皆さんはプライバシーという言葉の意味をどう解釈していますか。一般的には「他人に知られたくない自分の情報」や「個人や家庭内の情報」などとされています。
つまり、自分に関係する情報を自分でコントロール出来るという事です。自分だけの情報のみならず、当人やその家族などの情報も含むものをプライバシーという事です。
裁判などでプライバシーの問題が出てきた時に、メディアやネットなどで「プライバシーの権利」や「プライバシー権」という言葉が出てきています。ですが、憲法に、つまり法律にはそのような名称たる権利はありません。
では法廷ではこういった事案をどの法律で考えるのかというと、憲法第13条「幸福追求権」で議論してきました。メディアやネット等でプライバシーと個人情報とこの2つは、とても微妙な意味で使用はされてはいます。
ですが目的の違いでそれがプライバシーについてなのか、個人情報なのかといった意味はおおよそ分かってきます。個人情報というものを一般的な認識として示すならば、「保管され守られるべき情報」とでも言えるのではないでしょうか。
個人情報というものは、これを使う目的先があります。例えば郵便物や会社に預けた住所情報などがそれに当たります。個人が特定の目的に使用しても良いということを了解した上で、通知している個人の情報です。
電話番号や人物の写真、住所、学歴、職歴といったものはプライバシーに含まれます。仮に犯罪履歴などもそうです。ですが許可もなく第三者にこれらを公開されたとなると、プライバシーの侵害であり個人情報の漏洩となります。
個人情報は「特定」という事が前提の考え方です。カタカナで名前のみがあったとしてもどこの誰かはわかりません。例えば、「ヤマダタロウ」さんという名前の方は全国にいます。ですが◯◯県◯◯市◯◯町に住んでいて、◯◯会社に勤務のヤマダタロウさんという事になると、特定されてしまいます。
運転免許証や近年日本でも導入されたマイナンバーにあるような情報と類似したものです。このように特定の個人を特定する情報は、個人情報保護法によって守られています。
2022年4月に改正の個人情報保護法が改正されました。3年ごとで個人情報保護法は改正される事になっています。やはり社会情勢は日々変化しています。このバランスを取るためにも快晴は必要な事です。
保有個人データについての取り扱いが改正されています。簡単に言えば個人データを持っている企業は正しい使用をする義務が強まったという事です。
現代社会はインターネットによって情報が一瞬で世界を飛び回ってしまいます。プライバシーや個人情報といったものと似た情報として会社の情報といったものもあります。
個人が社会と繋がりを持った時、プライバシーの概念、考え方、取扱いを遵守する必要が広まって来ています。やはりイヤな想いをして会社で働くことはしたくありませんよね。最低限のマナーを守るためにも、または人間関係をより良いものにする努力を、今回のテーマからも見出す事が出来たらと考えます。
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